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2009年 09月 27日

水都OSAKA探訪 #3( 御舟かもめ訪問)

こちらも前回の続き。書ける時にガンガン書いてしまおう(笑)。さて昼食の後、水都OSAKA水辺のまち再生プロジェクトというNPOの中野ご夫妻が運営している「御舟かもめ」という実に個性的なクルーズ船を訪ねた。中野夫人(旧姓吉崎さん)とは2006年に「大阪のひきだし 都市再生フィールドノート」という大阪の水辺の市民活動を紹介した本の出版記念講演会で一度お会いしたことがあり、水上タクシーを実践しているということで一度乗ってみたいと思っていた。この本は鹿島出版会が出版記念パーティーを東京で開催する予定で調整していたが、知人のK君ができれば水辺の施設で開催したいのだがとの相談があり、東京では適切な施設が思い浮かばなかったため、横浜のBankART NYKを紹介した。その縁で、BPAも関東側市民活動団体代表で参加させていただき、大阪のNPOの皆様とお会いしたという経緯があった。その企画は橋爪紳也先生+大阪NPO×陣内先生+エコ研+BPAという構図で開催された。今回の水都OSAKAがその流れで実現していると思うと感慨深い。
市民活動という範囲だけで比較すると、当時からはるかに大阪の方が実験的な試みを実践し実現させていたように思える。

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やっと本題だが、「御舟かもめ」はそんなこともあり、面白い船が8月頃就航するのを何となく知っていた。この船は熊本有明海で真珠の養殖場で使用されていた中古和船で、舟幅があり安定性が高いことから購入し、リノベーションをかけたそうだ。全長は24フィートくらい?で定員は11名。12名を超えると不定期航路許可をとるか、いちいち届を国土交通省出さなくてはならず厄介なことになる。大阪はどうか知らんが中小規模の船会社が許可を取るのは結構ハードルの高い話となってしまうのではないだろうか?船というのは、小さい方が面白いクルーズがやれる傾向がある。もしかしたらそれはマニア特有の傾向かもしれないが、水面との親密度が船が大きくなると薄まっていく傾向があるのです。その他、僕の場合15人を超えてくると運営者とお客さんの距離が出てきてしまい、コミュニケーションが一方的になりがちだ。そんなこともあり本当に面白いクルーズは10人未満が望ましいのである。しかしながら、採算的には一人あたりの負担が大きくなってしまう傾向にある。10人だろうが30人だろうが、作業負担とクルーの数は変わらないのだから当然多く乗せた方が効率が良い。
そんな状況で、2時間3500円というのは破格ですね。これで事業として成立するのかと余計な心配をしてしまう。大阪の方が物価が安いからどうなんでしょう。
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僕らが乗った時は4人組の若夫婦とその親御さんたち、と僕ら3人の計7人。これ以上乗るとちょっと狭いなというくらいのコンパクトシップだ。この船中古船に新たにウッドデッキを敷いて床レベルを上げ眺望を良くしている。後ろ半分は2畳にも満たない小さなキャビンがあり、その屋上デッキにも上れるようになっている。小さいながらも多様な空間的仕掛けが考えられており、面白い。特にこの小屋的な設えが子供にも大受けだ。特に船好きでは無いうちの家族にも好評であり、カヌー体験試乗会以上に今回の旅で最も印象的な体験であったと言っていたのには驚いた。改修デザイン及び工事はアートアンドクラフトという大阪では有名なリノベーションを得意とする企画・設計事務所だ


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さて、クルーズの内容だが今回はうたたねコースという、淀川をのんびり漂う趣旨のもの。喧噪の八軒屋浜の桟橋を離れ淀川に上って行く。言っちゃ悪いが特に見どころがなくやや退屈しかけた頃、前方にロックゲートが現れた。これは予想外の展開だ。しかも変にデザインされていない質実剛健なやつで大興奮だ。このロックは予約しないと通過できないらしいが予約さえすればいつでも通過できるとのこと。東京では土曜平日は予約なしで抜けられるが、日曜は休みらしい。
ロックを抜けると、広々としてのんびりとした淀川に出た。利根川の風景になんとなく似ている。特に見るべきものはないのだが、ランドスケープと野鳥と河の揺らぎを堪能する趣旨である。まさにうたたねコースであった(笑)。僕のような景観に刺激を求める向きには若干物足りないかもしれないが、純粋に水上感覚を堪能するには最高の船だと思います。このくらいの船が本当は一番面白いのです。今回は前日の急な申込みであったが運よく乗ることが出来て本当によかった。2人以上から予約できるそうなので気軽に申し込んでみることをお勧めする。

by canalscape | 2009-09-27 03:40 | 舟運・桟橋


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