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2009年 02月 12日

新木場貯木場跡船溜りクルーズ

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新木場貯木場跡地の業務船船溜まりに居候しているL.O.Bの様子を見にいってきた。ボートをチャーターし新木場へ。大山さんが同行した横浜からの曳航以来、約一年ぶりの対面であった。思ったほど荒廃しておらずほっとした。オーニングなどもしっかりされており、雨漏りも無いようであった。ただ、ビルジが相当溜まっているらしく若干船が傾いている、アカ出しが必要だ。とにかく元気でいてくれてうれしい。この船に乗り込むと不思議と気分がハイになる。
実は、4月から横浜某所に1年ほど係留できる可能性が出てきたのだ。近いうちまた横浜に向けて出航する予定。しかし、残念なことに今後はBPAの手から離れてしまう。BPAも確実に年をとり、皆結婚し、子供が生まれ家を持ったりとお金がかかるいっぽうだ。家族への配慮などを考えるとバージ船を所有する金銭的負担は重い。かといって簡単にスクラップ出来る代物ではない。そんな時タイミングよく都内で潮っけの強いBARを数件経営し、店舗インテリアの設計事務所も主催されている船マニアの資産家S氏が現れた。来年度の係留からはS氏の所有となり、S氏の設計で3回目の大規模な改修が行われる予定。BPAはバージの利用企画などを介して今後も関わっていくつもりだ。残念だがこれ以上の良縁はほかに無いだろう。


f0206739_2373162.jpgそんな経緯もあり、船の状態を見に行った次第。お昼は中でおでんを作って食べた、うまかったなー。ちょっとしたキャンプ気分である。周辺は業務船ばかりが集積する極めてワイルドな光景。港湾特有の軽油の匂いが一層雰囲気を引き立てる。都心にこんな昭和で時間の止まったようなエリアがあるのは驚きである。
ゆっくり見回すと、実に多彩な鉄の塊が横たわっている。潮による過酷な自然条件が鉄に様々な表情を刻んでいる。写真のネタが溢れており、同行した写真家の高橋さんは4×5でじっくり撮影していた。今日は日差しもあり穏やかで、実に良いクルーズ日和だ。日が陰って来たので、勝どきの運河に面した敷地に建設中のBPA岩本の設計物件を見て帰ることにした。


f0206739_23754100.jpgLOBに別れを告げボートで勝どきまで運河クルーズ。このあたりの水路も実に面白い。横浜とは全く違ったキャナルスケープが広がっている。水門が至る所に設置されている。今年は東京運河クルーズをやってみたい、見るべきものはたくさんあります。
勝どきは、水門で囲まれているため、水面と建物の距離が極めて近い。水辺マニアにはたまらない環境である。まっ白い岩本のマンションは立地を生かし、運河を感じられるよう大きな窓をとっている。安くは無いここに住む人はどんな人なのだろうか。
常々水辺に立地していながら、水面を無視している建築が多いのはどうしたものかと思う。
現在建設中の小生の物件も川側にテナントを誘致することにネガティブな意見ばかり出てまいっている。いつから日本人は街との関わり方がこんなに下手になってしまったのだろうか?なぜ都市河川を不快な環境と決めつけるのだろうか?不思議でならないがこれが世間の一般的な反応のようだ。皆、僕の川への熱の入れように不思議そうな顔をする。
都市河川クルーズはそんな昨今の日本の都市の現状を認識してもらうのに極めて有効な手法と考えている。来年度も何か新たな企画を実施したいな。
今回のキャナルスケープはこんな感じです。
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by canalscape | 2009-02-12 23:03 | 船溜り・船小屋


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