2008年 03月 24日
3/22先週僕らのキャナルクルーズに参加していただいた千葉大八馬氏らの主催で千葉大でテクノスケープツーリズムについての調査・研究発表があったので聴講してきました。なんと、この研究は単位になるわけではなく、半年前に千葉市の観光協会から依頼され急遽、学科を越えた有志によるプロジェクトチームが組まれたらしい。それにしては、力の入った、充実した発表内容であった。なんといっても学生が実に楽しそうに説明していたのが印象的だ。みんな本当に好きなんだな、工場萌え。特に鹿島港の紹介、ぜひ行ってみたいと思いました。京葉工業地帯は、京浜に比べると、船がでかい。工場もでかい。造船所もでかい。スケールがとにかく大きいようです。その他、運河が無い。よって海へ出ないと工場の全容が拝めないなどの特徴がある。やはり京浜より新しいため、巨大船が直接横付けできるような構成なのだろうか?京浜運河とはまた違った港湾テクノクルーズがありえそうだ。実は小生、去年の11月に工場萌えで紹介されていた、千葉港クルーズに行ってみた。期待していたよりはるかに楽しかったので後日紹介したい。 その他にも先週は川崎でもテクノツーリズムの可能性について、シンポジウムが開催された。こちらは、もっと大人な会であり、講演者の一人である、テクノスケープを愛でるという分野を開拓した先駆者、岡田昌彰先生はまずテクノスケープとは何か?から説明していた。聴講者は、年配の方が多数を占めていた。千葉大ではテクノスケープとは?との説明が一切無いし、説明する必要も無い状況であったのと対照的だ。ここでも、運河クルーズの可能性について述べられていた。どうせなら、千葉、東京、川崎、横浜、横須賀と環東京湾ネットワークを作れば面白いのにと思った。国土交通省が最近推進している、水上交通実験ともリンクしそうだ。 とにかく、テクノスケープとは切っても切れない関係である、港湾・運河、今後すごく面白くなってきそうな気がします。 しかし、この一年でテクノスケープは大躍進ですね。一体何がそこまで惹きつけているのか?分析するといろんな社会の断面が垣間見れそうです。そういえば、去年僕らBPAがアキバで開催されたファイバーシティーのトークインに参加した時、大野秀敏先生から、BPAがバージ船に執着しているモチベーションを不思議がられた。テクノスケープ萌えと根源は同質のものなのだろうか・・・。
by canalscape
| 2008-03-24 00:26
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