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2008年 01月 28日

LOBとコットンハーバー

f0206739_18361963.jpg今日は久々にBPA MTGを水上ラウンジLOBにて行った。LOBとはLife On Boardという名のバージ船をリノベーションした水上スペースでBPAの象徴でもある。僕らはこのスペースの企画・運用することを使命としている。現在は国土交通省の護岸を約1年半間借りしている。すぐ隣はコットンハーバーだ。しかしこの場所も今年度いっぱいで出て行かなくてはならない。国土交通省がこの土地を売却したからだ。またしても係留場所を求めて、LOBの漂流が始まろうとしている。まさにボートピープル。
この裏の市場も近々移転するらしい。ここも他の湾岸エリアと同様、急速に変化している。このコットンハーバー、もとは浅野造船のドックヤードがあった場所だ。きれいに整備されて、ドックの記憶は忘れ去られていくのだろうか?このような場所にこそ、高度成長期の港湾の記憶を継承するLOBのような水上ラウンジが必要だと思う。この船には防災備蓄がされている。普段はコミュニティーカフェのような地域密着型の水上ラウンジだが、非常時には防災ステーションに転換する。湾岸の超高層街のような、街としての記憶や地域コミュニティーが全くない場所に浮かべると、効果的なコミュニティースペースになることを我々は確信している。その思想について詳しくはBPA HPを参照いただきたい。
ところで今日のMTG、BPAらしく長時間みっちり話し合うスタイル。久しぶりに濃密な意見交換が行われた。僕らは、議論を大事にしている。LOBを数人でシェアし運営することそのものが、都市の公共性についての問題提議でありひとつの回答になりえるのではないか。そのためには、常に状況を言語化し、関係者間のコミュニケーションをとって行かなくてはならない。公共性には立場を超えた相互理解と話し合いが重要である。この活動、今年も問題は山積みだ。

f0206739_18365525.jpg余談だが、コットンハーバーの前を横切る高架道路。実に目障りなのだが。一体行政は何をやっているのだろうか?せっかくのボードウォークからの水辺の眺望が台無しである。タワーマンションからの眺望が確保できれば良いというものでは無いだろう。これもいびつなパブリックスペースの事例となりそうだ
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by canalscape | 2008-01-28 17:52 | テクノスケープ
2008年 01月 20日

三井倉庫の行く末

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今週はこの地区のランドマークで路上探索派には有名な
三井倉庫について一言。改めて言うまでもなくこの形状、このテースト、とてもとてもかっこいいのです。こんなデザイン新築で真似しようたってできません。相当老朽化が激しそうですが、いまだ現役。しかし周辺の再開発状況を見ていると、近いうちにマンションデベに売られそうな雰囲気ですよね。個人的にはたとえ周辺がタワーマンションが林立しても、近代化遺産としてしっかり保存活用してもらいたい建築No.1です。横浜市創造都市事業本部様よろしくお願いします!
このエリアの再開発構想のコアになるべき施設だと思いますが。
耐震補強して、しっかりリノベーションかけて、クリエイティブなソフトをぶち込めば、相当行けてるスポットになると確信しております。
もちろんSOKOの前にはバージ船を改装した水上ラウンジを係留させましょう。そんなときはぜひ私供BOAT PEOPLE Associationに協力させて頂きたい(笑)

f0206739_23192639.jpg横浜市創造都市事業本部って、過去に老朽化した倉庫を買い取りまたは大家から借受、リノベーションし、NPOに運営させたりして、クリエイティブスポットをプロデュースしたりもしている部署です。ちょっとエリアが飛びますが、ご存知の方も多いかと思いますが、この写真は日本郵船の使用していた倉庫を市が借り受け改装し、現代ARTの実験的なスペースとしてNPOに運営させている、Bank ART studio NYKです。郵船さんに借りている倉庫なので2年後?契約更新後はどうなるかわからないそうですが、ぜひずっと残ってほしい近代化遺産ですよね。トリエンナーレ対応で現在耐震補強も含んだ改装中ですが、特に1階と3階はすばらしい空間となっていました。目の前の護岸と水面も抜群にすばらしい。昔は郵船プールといって、はしけ溜りとなっていたそうです。もっと積極的にこの水面使えばいいのにといつも思っております。アイデアはBPAにていくらでも提供いたします。

f0206739_23195334.jpgこちらは同じく郵船プールに面した万国橋SOKO。これも横浜市が商船三井から買ったか借り受けたかで、耐震改修し、情報発信型のオフィスとして貸しています。1階には服飾専門学校で有名なバンタンデザインが。2階もデザイン会社。3階は濱を代表する建築家、山本理顕のオフィスが入っています。
ある横浜の若手建築家が、耐震改修なんかすると初期投資が大きくなりすぎてしまい、若いクリエーター達が払える家賃設定ができなくなると言っていました。しかしながら市のプロデュースした物件で、現在の基準法を満たさない耐震荷重しかないとなると、これはこれでとても難しい話になるわけで。いやーいろいろありますよね。
その他、取り壊しが決まってしまった帝蚕倉庫の北仲ホワイトなど
期間限定で耐震改修なしで貸し出されていた物件もありました。
やはり、所有者が民間の場合再開発すれば今の床面積の数倍を保有できるわけですから。そんななかで、これだけのことを実現させてる横浜市ってすごいなと思います
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by canalscape | 2008-01-20 03:08 | LOFT・建築
2008年 01月 15日

横浜ノースピア

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今週は瑞穂埠頭のアメリカ陸軍基地、通称ノースドック又はノースピアを紹介します。横浜港のど真ん中に日本国でないエリアがあるなんて驚きです。地図で見てもらうとわかりやすいのですが、横浜を海側から眺めるには絶好の立地。花火の時には開放されるそうです。写真はボートから撮った写真、陸軍らしく上陸用ボートが整然と並んでいました。しかし、平和そのものの横浜にずいぶん物騒な景観ですね。いったいどこに上陸することを想定しているのでしょうか?筆者がもっとも意表を突かれた港湾施設でした。

次の写真は京浜運河から横浜港へ入るゲート的な瑞穂埠頭への橋。
f0206739_2325368.jpg橋の上はすでに米国です。うわさでは開港150周年を記念して日本への返還が行われると聞いていますが。本当でしょうか?返還後は、お約束の公園計画があるようですが、なんで公共性のある施設=公園なんですかね?公園はもう十分整っている気もしますが・・・。民間に売却となるとやはりタワーマンションと大型ショッピングセンター計画なんでしょうか?水辺がどこも似たような施設と景観になっていっていると思いませんか?
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by canalscape | 2008-01-15 02:37 | テクノスケープ
2008年 01月 02日

羽田の船溜り

f0206739_17324116.jpg多摩川河口付近の羽田船溜りの不法係留船や不法工作物が2月中旬に撤去されるらしい。どの工作物が不法なのかはよくわからず写真の桟橋が撤去されるとは限りませんが川俣正のランドアートなみに(言いすぎ?)野性的造形美のこれら工作物や係留船がもし本当に撤去されてしまったら、実に味気ない水辺となってしまいそうで残念です。


f0206739_173396.jpgこのような風景は環境デザイナーがどんなにがんばっても作れるものではなく、造園的に整備しても戻ってこない環境のひとつです。もっとも今の状況を快く思ってない方のほうがむしろメジャーで、その理由も理解しているつもりです。しかし、既得権などの権利や公共性、防災、不法投棄の問題とは別に、水辺のこれら自然発生的な工作物や係留船が作り出す価値について議論することもそろそろ必要かなとも思います。とにかく係留船のない水辺って、人気のない広場・公園くらい味気なく寂しい環境になるのは間違いないと思います。かといって、オブジェやパブリックアートとして眺めるだけの関係も白々しいのです。やはり、日常生活の一部として機能していないと。新規に整備するなら、舟運活性化と絡めてやらないとなと思います。詳細はわかりませんが、協議会にて水面利用のルールなど再整備しているようなので、今後も注目して行こうと思います。またMSNサンケイニュース記事がありますのでご覧ください。。

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by canalscape | 2008-01-02 02:09 | 船溜り・船小屋
2008年 01月 01日

謹賀新年

新年明けましておめでとうございます
昨年はBOAT PEOPLE Associationの活動等で大変お世話になりました。3年ほど前に4人で開始したこの活動も今ではメンバーが8人になり早くも4年目に突入しようとしています。いまだ水上ラウンジLOBは健在であり、船がある限りは続けていくことになると思います。しかしながら、メンバーも増え、当然興味の対象、活動も多岐にわたり、そろそろ各自での活動も必要な時期に来ているとの思いで、水辺に特化した個人のブログを開始しました。特に地元横浜の運河をベースに、テクノスケープ、造船所、船溜り、ロフトなどのリサーチを中心にキャナルクルーズを織り交ぜながら週末に記述してみようと思います。さて、どこまで続くか(笑)
尚、今年は本格的にYOKOHAMA Canal Cruiseをチャーターボートにて開催したいと思いますので、興味ある方はメールいただければと思います。
そんなわけで今年もよろしくお願いします!
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by canalscape | 2008-01-01 01:01