2010年 10月 31日
秋をすっとばしてすっかり冷え込んでしまった10月だが、今更ながら夏の思い出を記録しておこう。 2010年8月 川マニア@t_onoさんの企画にて佐原水郷クルーズが開催された。今回は撮影の邪魔にならないよう特別に屋根無しサッパ舟をチャーターし、コースも3時間超にも及ぶ特別コース。見所は、極小 仲江間樋管、仲江間閘門、新横利根閘門、横利根閘門などの閘門三昧のほか、素朴な生活水路とまっ平らな関東平野。加藤州十二橋の親水集落あたりかな。コースマップはこちら。 今年オープンした川の駅 水の郷さわらに集合し、猛暑の晴天下サッパ舟にて出航。利根川から極小仲江間閘門に入り近所のおばちゃんが操作する手動の閘門操作を鑑賞。 その後まっすぐで静かな生活水路を航行し加藤州十二橋へ。 途中レンギョの襲撃に会い舟にまで60cmほどの大物が飛び込んできた。いや臭いのなんのって、水路は匂わないがレンギョってうわさどおり臭い。さすがの船頭さんも辟易している様子。しかしすごいジャンプ力だ。こんなの初めて。 レンギョの洗礼を受けた後いよいよ集落内の狭い水路に突入。あやめ祭りの時は土産物屋が並ぶというプラットホームのような水際店舗も健在。 去年から何も変わっておらず安心していたが、この水路から利根川に出るのに通過する大好きな加藤州閘門に異常事態。なんとあやめ色に塗り替えられている。これは事件だ!やば景だ!素直で水門らしいグリーンであった水門が薄紫色に塗られてあやめの絵まで描かれているのだ。まったくなんだかなー。素朴な集落と水路が売りのこの航路に水を差す出来事であった。ミニ閘門は工事中のため水路を引返し、サッパ舟のホームポート与田浦観光組合へ向かい休憩。 サッパ舟の艇庫を見学。 再度乗船し生活水路を航行し大割閘門を通過し常陸利根川へ。だだっ広くて平坦な関東平野を堪能し、再び新横利根閘門から内水面横利根川に入る。 この運河沿いは内水面らしく周辺家屋と水面の距離が極めて近く、安易にボートの出し入れが出来るため、レジャーボートが多数陸置きされており独特の水際風景を形成している。バスボートや釣り船からかなり高額なクルーザーまで置いてあるが、東京のオーナーが通っているのだろうと思われる。 横利根川も終盤に近づくとヘラブナ釣りの木造船が並んでいるのを見られる。パラソルを立て、一人1艘貸切り優雅な水際風景を形成している。ボートがFRPでなく木造船なのがいいですね。これはかなりの景観価値ですね。 そんな先にレンガと黒々とした鋼板の横利根閘門が現れる。なんとすばらしいランドスケープ。重要文化財に指定されているようだが、日常可動しているのがなんともすばらしい。 閘門を通過した後の横利根水門。閘門に人気が集まりいまいち注目されないのだが、僕はとても威厳があり美しい水門と思うのだがいかがだろう?青い鉄板の色合いなんか最高です。 炎天下の水郷ツアー。閘門三昧かつ好きものからみるとバラエティーに富んだ水路ツアーであった。 しかし、みんなよく平気だな、サバイバルコンディションだと思うが。 ◆関連記事 おなじみ大山総裁のデイリーポータルZ chart table過去ログ 加藤洲十二橋めぐり 横利根閘門
by canalscape
| 2010-10-31 01:46
| クルーズイベント
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