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2009年 12月 14日
前回続き【LOB東京低地クルーズ Cコース:江東区臨海部エリア】 朝潮桟橋から午後便の出航。越中島桟橋同様とてもわかりづらい場所にもかかわらず、参加者はほぼ時間通り集合した。使うかどうかわからないが、E-BOATを曳航して出航。何か知らんが予定より人数増えてないか?意外と満員だ、まあいいか。 朝潮運河のいかだ組合の水上住居を横目に一路臨海エリアへ。 江東区臨海部は昭和初期より急速に埋め立てられて広がったエリア。標高はゼロメートル以上あるエリアだが、しっかり外郭堤防と水門でガードされている。 低地の微地形は目視ではわかりづらいため、本クルーズではカシミールという地形地図を用意した。標高ゼロメートル以下の地形は本来拾ってくれないのだが、元永さんというその筋では有名な方がカスタマイズしたアンダーゼロメートル地形図をベースとした。 実はLOBクルーズでは壁写真家で地図マニアでもある杉浦さんに何かとお世話になっており、今回も手持ち資料の地図作成をお願いした。外郭堤防と水門で低地が守られているのが判る地図と埋め立ての経緯が判る資料、それと木場の貯木場が判る明治時代古地図を入れることをお願いしたところ、すぐさま資料を集めてくれた。もともとは地上絵で有名な石川初さんの作られたものらしいが、彼女の多様なネットワークから大変クオリティーの高いマップを短時間でまとめてもらい大感謝である。おおまかな方針を伝えるだけでBPAが好きそうな情報を集め、デザインまでしてくれる人ってそうそういないですよね。ついでに中央防波堤ツアーの手配までしてもらっており、お世話になりっぱなしである。 ![]() この臨海埋立地。高度成長期までは、工場や倉庫、造船所が立ち並ぶエリアだったが、8年ほど前から超高層マンションと巨大ショッピングセンターが林立する新しい東京の風景を象徴するエリアに激変した。しかし今でも細々と港湾らしい施設も散見される。造船所、橋梁、LOFT、水門、船舶用ガソリンスタンド等、昭和的港湾風景も健在だ。 ![]() 豊洲運河に面する未利用の貯木場、まるで都市のアリーナだ ![]() ![]() こんな昭和な造船所が今も現役で! ![]() 佐野造船という、チーク材でヨットを作れる造船所 ![]() ![]() ![]() 大山総裁のジャケットとマフラー橋と同じ色だ。まさか狙ってた? ![]() 結局、貯木場も船溜まりも、正式には立ち入り禁止となっているため今回のような公式イベントでは立ち入ることは出来なかった。残念無念である。荒涼とした業務船溜まりから見る浮かれた東京風景は何とも奇妙な感覚をもたらしてくれる不思議な場所だ。この周辺にはその他、新木場貯木場などの平水面があり、鏡のように平らな水面と超高層や高架鉄道・首都高との対比に妄想が広がる。貯木がされていない貯木場はガラーンと美しい水面をもてあましている。 今回は入れなかった12号貯木場。中は業務船船溜まりになっている ![]() こちらも立ち入り禁止の14号貯木場、まだ現役稼働中の製材所があります。スロープが特徴的 ![]() BPA活動の初期段階で制作したBARGE Village模型 ![]() こんな場所にバージ船を転用した水上空間を集積させ、フローティングヴィレッジを形成させたらいいのにと、5年前から提唱している。カフェやシアター、ホテル、浮庭園etc。様々な機能を持ったバージ船が有機的かつ自然発生的に増殖する感覚。物理的には低予算ですぐにでも実行できるものだ。問題なのは、公的な水面をいかにして占有利用するか。作ったはいいが、マーケットになりえるのか?なにも商業利用でなくてもいいだろう・・・。未経験の領域のため課題は山積だが、法的問題を別にすれば地上の不動産事業よりはるかに軽やかに展開できる可能性がある。これを僕らは「浮動産価値」と呼んでいる。ヒューマンスケールを逸脱したタワーマンション街区にこのような自然発生的でアジア的とも屋台的とも言えるヴィレッジを挿入していくことは意味のある行為と思う。 このような都市水面に棲む「LIFE ON BOARD」という妄想からBPAの活動は始まっている。クルーズもマッピングもバージ船転用実験も断片的ながら水上生活への具体的なアクションの一つなのです。 そんなこんなで、立ち入り禁止水域が多く不本意であったが、建設中の巨大橋 東京港臨海大橋を大山総裁の解説付きで鑑賞しつつ帰路についた。日が短くなった。暗くなる前に戻らなくては。 ![]() 今回も横浜キャナルクルーズのリピーターの方が数多く来ていただけた。常連の一人で造船都市今治の船大工から船塊という船のお守りをもらってきた方がおり、BPAに寄贈いただいた。 また、ドボク系からも参加いただきありがとう 今回も大きなトラブルはなかったが、今後も無事故でスリリングな企画を実施していきたい。参加の皆様長時間ありがとうございました 以下参加いただいた方のblogを紹介させていただきます。 http://mechapanda.seesaa.net/article/134462480.html http://d.hatena.ne.jp/tamura38/20091209/p1 http://ameblo.jp/tomo-2006/entry-10401037202.html |
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