2008年 08月 09日
7月の3連休に家族をだまくらかし、以前より密かに計画していたツアーを遂行した。それは利根川河口域の水郷地帯、佐原、潮来などを経由し鹿島詣でをし、ついでにサーフィンをして帰るという、欲張り極まりないものであった。鹿島詣でとはサッカーでも神宮でもない。もちろん鹿島港参拝である。 水郷地帯の運河クルーズだけでも3か所あり、鹿島港に工場港湾クルーズがある、これ以上ないクルーズ三昧を体験できる企画である。こんな欲の塊のようなツアーに女子供は付き合ってくれるだろうか?内容が盛りだくさんのためしばらくこのネタを続ける。 自宅のある鎌倉から首都高湾岸線にのり、東関東自動車道へ すいてると、佐原までたったの2時間で着いてしまう。 まずは、佐原の古い街並みを散策し、小江戸砂原舟めぐりというクルーズへ、乗合で約40分で1200円。旧市街中心部から利根川水門までの行ってこいの船旅である。 御覧のとおり、護岸は石垣が積まれており、水面に降りる階段も健在である。沿道には柳が植えられ、川沿いの建築物もかなり古い蔵が町ぐるみでよく保存されている。 クルーズの行きつく先は利根川に面する水門。これといった特徴はない。帰りは元来た川を戻るのだが、視点が逆になると、若干見える風景も違って見える。 街の古い蔵や商店はよく保存されており、お土産物屋か飲食店となっている。観光しか収入がないのだろうから仕方ないのだろうが 何処かの観光地と同じ印象しか残らない。全国の景観保存のソフトが均質なのだろう。収入は観光客の落す現金のみなのだ。 ここで働いている人も他の地方都市と同様、高齢化が進んでいる。 全国お約束の町並み保存。舟運スタイルも同様であった。 日本の美しい地方都市はどうしたらよいのだろうか・・・。
by canalscape
| 2008-08-09 17:45
| 運河・河川
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